先日開催した、日本ワインを飲み干す会で、
さっそくみんなで味わってみました。
香りの複雑さや凝縮感は、
まだそれほど際立ってはいませんが、
ドイツのシュペートブルグンダーを思わせるレベルに近く、
ついに一定のところまで到達してきている感じがしましたよ!
まだ本数は少ないのですが、遭遇するチャンスがありましたら
ぜひ体験してみてほしい1本です。
サッポロワインが北海道余市産ピノ・ノワールで造る「グランポレール 北海道余市ピノ・ノワール 2008」が、発売された。
北海道余市町は積丹半島の付け根に位置する道内有数のフルーツの産地。サッポロワインが1984年からワイン用ブドウの契約栽培を始め、現在は農家6戸で面積19・2ヘクタールまで広がった。ケルナー、ミュラートゥルガウなどの白ブドウが中心だったが、2006年にフランス・ブルゴーニュから輸入したディジョンクローン2種を含む苗を植付けて、栽培を本格化させた。
余市は梅雨がないため、ブドウの生育期間の4?10月までの降水量が平均694ミリと少ない。温暖化の影響でブドウの糖度も上昇しやすくなった。2008年は最近10年間で最高の日照と、最低の降水量に恵まれた。生育期間の降水量が373ミリ。10月の気温が平年に比べて高く、小粒で糖度の高いブドウを収穫できたという。収穫日は10月19、20日。33%新樽のアリエ産の樽主体で5か月間熟成した。
アルコール度数は13度。アルザスの良作年を思わせる赤系イチゴやスミレの香りがあり、タンニンは柔らかい。樹齢が高くなれば、複雑性が増すだろう。北海道での赤ワイン生産の可能性を示唆している。
参考小売価格は3000円。1382本の限定生産。問い合わせはサッポロビールお客様センター(電話 0120-207800)。