参加ワイナリー一覧はこちら
http://www.koshuofjapan.com/winery/
以下は転載です。
(http://ameblo.jp/koshuofjapan/entry-10422777817.html)
どんな反応だったのか楽しみですね!
2009年7月、山梨県酒造協同組合は、「甲州」をEUに輸出する目的で、県内の15ワイナリーによりKoshu of Japan (KOJ)を結成しました。
ワインが国際商品である限り、海外への輸出は重要であります。ワイン生産国で、輸出をしない国はありません。
三大金融都市のロンドンは、世界のワイン市場としても最も重視せねばならない都市であります。つまり、最大級のワイン消費地であると同時に、ワイン情報の発信地でもあり、ロンドン市場が常に世界のワイントレンドを反映しています。
幸いにも、ロンドン在住のMWのLynne Sherriff女史をコンサルタントに迎えることができました。リーン女史の精力的な支援を受け、初年度のマーケットプロモーションはロンドンで開催します。
2010年1月12日、Japan Societyの会員約100名を対象に、在英日本大使館、山梨県、KOJ共催による甲州の試飲会を行います。天皇誕生日を祝うボール・ルームが会場となります。有難いことに、山梨県知事、甲州市長もワインのトップセールとして同行されます。
翌13日は、ロンドン在住のトップジャーナリスト等約20名にUMUの会席料理を通して甲州の魅力を知っていただきます。
14日は、JETROとのミーティングを挟み、市内ワインショップの市場調査。
15日は、Imagination Galleryにおき、約100名のジャーナリスト、飲食店関係者、流通関係者を対象にした甲州のテースティング会を開催します。会場内には甲州に合う簡単な和食も用意します。
先ずは、ワインを世界に向けて発信する人々を中心に、爽やかな辛口白ワイン「甲州」の魅力を知っていただきます。
尚、今回の試飲会に参加されるJancis Robinson OBE MW女史による甲州を絡めたセミナーを2月22日?23日に日本で開催する予定であります。
今後の業界にとってワイン輸出はどんな意味を持つのか。輸出に伴い?甲州が世界に認知され、産地確立につながる?評価基準のグローバル化により品質が向上する?国内市場の過当競争の緩和 、などが挙げられます。さらに、県内のワイナリーが結束して輸出をすること自体が、新たな産地像を描くことに繋がります。
2007年秋、酒類総合研究所はEU基準に基づく分析センターになりました。また、国税庁、山梨県は甲州のラベル表示に関してEUと交渉中であります。EU法は非関税障壁とも思えるような面もありますが、その一方では、ワインの本質を突いた基本もあります。こうした点を学び、甲州を日本文化の一翼を担うワインとして頑張ってまいります。
ワイン研究の大先達である麻井宇介さんが、ロンドン市場で勝負しなければ、この先のワインは無いと仰っていたのを、今更ながら思い出します。(委員長 三澤茂計)