僕が知りうる限り、四国唯一のワイナリー
それが香川県の「さぬきワイナリー」です。
香川県の最北端、瀬戸内海に面して、
その向こうはもう岡山県です。
一度、訪問してみたかったワイナリーとして頭の片隅にあったのですが、
たまたま販売されているのを見つけて捕獲！！！
開けてグラスに注いだ瞬間は、ベリーＡの香りと
山葡萄系にある酸の強さを感じたのですが、
ぐーるぐるしていると、落ちついてきて、
どこからともなく樽系メルローの香りが。
香りはそれほど強くも大きくもなく中程度ですが、
甘味のふくらみとワインの輪郭を描く酸味のトータルバランスが良い感じ。
品種の香りもしっかり感じられて、
意外と、というとすごく失礼なんですが、ナイスです！
飲みやすくもありつつも、
ちゃんと味わえる濃さがあって。
瓶詰からまだ日がたっていないのか、
けっこう若いフレッシュ感が感じられて好印象。
（ヴィンテージ書いておいてくれたらいいのにー）
てことで、さっそくワイナリーに直電話！
創業は１９９７年の第３セクターだそうで、
葡萄はすべて、さぬき市と、多度津町のもの。
もちろんこのロケーションですから、
しっかりレインカット使用だそうです。
こちらの「瀬戸の月光」は
ベリーＡ主体のメルローブレンド。
いろいろトライアルをされているワイナリーのようで、
面白いのは香川大学と協力で誕生したＲ１という品種は、
沖縄の山ブドウである琉球ガネブを改良したものだそうです。
って・・・そんな葡萄、聞いたことありません！！！
山ブドウ系の割には、味わいは普通で（普通っていうのも変ですけど笑）
色は濃く、アントシアニンは一般的な葡萄の２ー３倍含まれているそうです。
（飲んでみたい！！！）
あとはランブルスコや
マスカットオブ・アレキサンドリアも栽培しているとのこと。
サッポロワイン岡山ワイナリーでもリリースされている
マスカット香水のごとく香りの華やかなマスカットオブ・アレキサンドリア。
この地域が適地なんでしょうか。
いや、しかし、なかなかあなどれないワインとワイナリーでした！
いつか訪問して、ワインとうどんのマリアージュを試したいものです（笑）