http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100305cfb0501905.html
山梨県ワイン酒造組合は6日、醸造用ブドウの栽培について長野県との技術交流会を催す。両県の醸造家や農家らが山梨県北杜市と甲州市の畑を訪問。醸造用ブドウで主流の垣根栽培などに関して、先行する長野の農家など専門家から助言を受ける。
山梨からは同組合の原料部会や若手醸造家・農家研究会のメンバーら25人、長野からは約20人が参加する。北杜市明野町のミサワワイナリーで、中央葡萄酒(甲州市)が試行中の甲州種ブドウの垣根栽培を見学する。甲州市勝沼町では、ブドウ農家の畑を訪れる。
長野からは栽培法のほか、山梨では遅れているメーカーと農家の契約栽培の現状や要点などについて説明してもらう。
同組合では約90人が所属する若手醸造家・農家研究会を中心に、醸造用ブドウの栽培技術向上のために研修会や現地視察などを進めている。2007年には山梨の農家らが長野に赴き、意見交換などをした。