どの産業分野の人とお話をしていても
大きな変化に直面している、
といったコメントがでてきます。
どこそこの分野といった個別の領域でのみ
その変化が起きているのではなくて、
これは有史以来の世界経済そのものが
まるごと大きく変わっていて、
その真っただなかに
僕たちはいるように感じてなりません。
過去の経験にしばられて、理想をあきらめきれず、
現実にこだわるよりも、発想をぴょんと変えてみることも
時には有用なことなのかもしれません。
「昔」を守るために、「新しいこと」をやる。
この記事を読んで「温故知新」という言葉を
ひさしぶりに思い出しました。
(もちろん手作業は、なにものにも代え難い
尊ぶべきものだと思いますけどね!)
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041201000596.html
ブドウの水まきを携帯電話でコントロール―。カメラ機能で写したブドウの葉の画像を分析し、水を自動散布できる装置を島根県が県内企業や山口大などと開発し、12日発表した。水まきは実の甘みや大きさを左右するだけに、品質アップや栽培の省力化に役立つと期待される。
島根県で栽培が盛んな種なしブドウ「デラウエア」は山陰を代表する初夏の味覚。甘みを保つため、農家は水量の調節に注意を払い、葉の観察に多くの時間を割く。だが長年の経験や勘をもってしても判断は難しい。
そこで県が中心となり、2007年から研究に着手。携帯電話を使った、手軽な自動散布装置を考案した。
携帯に魚眼レンズをはめ、ブドウ棚の葉に向け、カシャ。画像に写った葉の面積や差し込む光の加減が専用ソフトで分析され、散布装置にデータを入力すると肥料を含んだ水の必要量を計算。管から自動で噴き出す仕組みだ。
「経験の浅い農家でも楽に栽培できる」と県の担当者。試験栽培では収穫量が約28%、糖度が約2%アップしたという。