地球温暖化の進展によって、ブルゴーニュワインが危機に瀕するとのレポートを、環境保護団体のグリーンピースが発表した。
レポートは、現在のペースで温度上昇が続くと、フランスの気温は今世紀末までに6度上昇すると予測している。ブルゴーニュ地方の1988年から2006年までの平均的な収穫日は、1973年から1987年より13日早まった。また、同じ期間に、ブドウが成熟するのに必要な時間は50日から40日に縮まった。レポートは、温暖化によってブルゴーニュ独自のテロワールが破壊されると警告している。
(2009年9月25日 読売新聞)