「7日間ブックカバーチャレンジ」
3日目
『世紀のワイン』ミッシェル・ドヴァス
Hugh Johnsonや、Steven Spurrierとの本も遺しているワイン鑑定家による 一冊。
1900年のシャトーマルゴーに始まる、20世紀の偉大なヴィンテージと偉大なワインを、当時の社会情勢や出来事と、見入ってしまうような美しい写真を添えて紹介されている。ロマネコンティの評価報告書、1921年の(もう100年前ですね)シャトーディケム醸造長、1947年のシュヴァルブランの収穫風景…。まさに、読むワイン博物館。
「偉大なヴィンテージの偉大なワインとは「孤高の」ワインでもある。あくまでも無敵で独立独歩、競い合う一群を常に超越した存在。風景を照らす灯台のように、平穏の時も荒れ模様の時も、平地と起伏の別なく、群衆がひしめいていようと閑散としていようと、我関せずとばかりに泰然とあり続ける。」
そんなワインをたくさん味わっただなんて、うらやましいの一言です(笑)