先月来、時間を見つけて数百冊を電子化、数箱分を電子化しています。本棚に静置・静観するより、このほうが資料としてアクティブです。(空いたスペースをワインに占拠されないようにすることが目下の防衛ラインです。)発掘したものからいくつか…。
ヴィノテーク1980年4月号(創刊号)から。『フランス食品振興会主催 第一回ソムリエ最高技術賞コンクール』の特集。
口頭試問での質問は、
1)シャンパンの作り方を、第一次発酵が終わったところから述べなさい。
2)ブルゴーニュの産地を北から南へ、順序を間違えないようにいいなさい。
3)赤ワイン三種(ボルドー、ブルゴーニュ、ロワール)の特徴を簡単にいいなさい。
4)プイイ・フュメはロワール河の左岸ですか、右岸ですか、その特徴は?
5)1855年の格付2級になったサン・ジュリアンのシャトウをあげなさい。
6)アルザス・ワインについて、知っていることを述べなさい。
7)コニャックを使ったカクテルをあげなさい。
8)アニスを原料にしたアペリティフを知っているだけいいなさい。
9)シャンパンを第二次発酵させるために使うリキュールを何と呼びますか?
10)コート ・ド・ローヌの辛口白ワインを知っいてるだけあげなさい。
11)食後にふさわしい飲物は何でしょう。
12)修道院で作られているリキュールは?
この他、ラルースの本を見て「これは何ですか」というのに答えること、また代表的な料理10種に合わせて、10枚のワイン・カードが渡され、それらの組合せを作ることなどの知識が試された。
その後、サービスの実技、ブラインドテイスティングだったようです。優勝は剣持春夫さん、2位は熱田隆さん、3位は小飼三雄さん。