ワイン会で、ぜひみんなで飲んでみたいなあーと思っていたのですが
人数が集まらなくて流れてしまい・・・ひとりで飲んでしまうことに(苦笑)
おなじ銘柄で、SO2のアリ、ナシがリリースされているので、
飲み比べを体験するのには、わりと手に入りやすい材料ですよね。
ソアーヴェと同じくガルガネーガ種を主体(88%)に
トレッビアーノ種が12%ブレンドされているそうです。
有機農法栽培、野生酵母のみ使用、熟成時に大樽使用、
SO2の使用は最小限(ビン詰め時のごく少量のみ)ということで
ちょっと前の、いわゆるビオっぽいワインです。
この手のホロ苦い系プチ酸化熟成ワインは、
僕は嫌いじゃないんですけど、ダメな人もいるようで、
おおげさに言えば、
シードル好きどうか!?イケるかどうか!?が基準でしょうか!?
SO2が入っているほうは、予想通り、
香りや味わいに一枚フタがされている感じ。
落としブタがされているので、
良く言えばまとまりがある。悪く言えば全体的にフラット。
SO2が入ってないほうは、あきらかにミネラル感が来ます。
野性的というか、不規則でアナログなバランス。これがまた旨い。
日本ワインで言えば、金井さんのワインが近いでしょうか。
こちらは2日目、3日目と経過を追いかけて見ましたが、
いっそう美味しいんですよね。
個人的な感覚ですけど、こういうワインって、
開けたて初日は味わいがワイルドに広がりすぎて、
どちらかというとボヤけていて、時間の経過とともに(酸化とともに)
じわじわ味のフォーカスが集中していく感じを受けるんですよね。
逆に言うと、本領を引き出すにはすこし時間が必要で、
「すぐ飲みたいー!」にはちょっと面倒なワインなのかも。(苦笑)
基準となる味がないタイプのワインなので、そういう意味では、
5日目くらいまででも、クルクル表情を変えていくので、
わりと飲めちゃいます。(5日目まで引っっぱりました!)