http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100119cfb1904719.html
ワイン製造のモンデ酒造(山梨県笛吹市、飯島達成社長)は中国市場の開拓に乗り出す。「夢帝」の商標を現地で登録し、2月初めに上海向けに缶入りワインをサンプル輸出する。3月には中小企業庁が同地で開催する展示商談会に出展し、夏には梅酒などの輸出も始める。日本製食品の安心・安全を前面に、大都市を中心に販売を拡大する計画だ。
まず、300ミリリットル入りのプレミアム缶ワインの赤と白を600本ずつ、サンプル輸出する。現地の流通や販促は貿易会社である上海ベア・インターナショナル・トレーディング(上海市、熊傑社長)に委託する。ベアは5月に開幕する万博の関係者や流通業、メディアなどに配り、知名度向上を狙う。
3月13?18日には、中小企業庁が上海第一八百伴百貨店で開くテスト販売会に参加する。主催者側が赤と白を約240本ずつ買い取り、会場で消費者に販売する。モンデも会場で独自に試飲会を開催。価格や味などに対する消費者の反応を探る。