岩見沢から、さらに北東へ。
三笠というところに家族経営のワイナリーがあります。
【山崎ワイナリー公式サイト】
http://www.yamazaki-winery.co.jp/
メディアによく取り上げられるのは、きっと、
いくつもの物語があるからかもしれません。
1998年、栽培開始(大規模=7ha)
2002年、醸造免許取得(個人での取得は日本初)
2003年、ファーストリリース(ラベルの花びらは、家族の指紋で形づくられている)
もともと山崎さんは
米、麦、とうもろこしなどを作っていた農家でした。
農業視察のために訪れた
ニュージーランドでの体験を通じて、
政策に左右され不安定な状況に追い込まれがちな穀物農家から脱し、
土地風土を生かした付加価値のある農作物を作る必要性を感じ、
ブドウ栽培とワイン醸造の道を目指したのでした。
そして融資を受け入手した7ヘクタールの土地を、
すこしづつ家族の手で畑に。いまや6haまで広がってきました。
ワイナリーの建物は小高い丘の上にあって、
少しくぼんだ谷間をはさんで、ちょうど向かい側に畑が。
・・・デカい!!!
本州ではなかなかお目にかかれない、
まとまった規模の畑です!さすが北海道!
ちなみにコテージのような宿泊施設もあって、
夏場とか楽しそうだなあ?。
さて、まずはワイナリーへ!
この日はちょうど
運悪く(運良く?)収穫の真っ最中でした。
ちょうどいらっしゃった奥様にお尋ねしてみると
「バッカスです。飲んでみます?」
「飲みます飲みます飲みたいです!」
しぼりたての一番しぼり。
あまーい、けど、酸味もあって美味しいブドウジュースです。(^-^)
ワイナリーの中へも案内していただきました。
トントントンと階段を上っていくと・・・
その途中に・・・鳥さんの巣が!?
これぞまさに自然派ワイナリー・・・というか自然がワイナリーにINしちゃってますよ!
ジュージューとブドウが、しぼられていました。
この香りがたまりません!
ふと足元を見ると、床に小さな穴が。・・・なにゆえ???
「上でしぼって、重力を活かして、そのまま下のタンクに流し込めるようにです。」
ポンプなどを使うと果汁に過剰なストレスがかかってしまう対策の
世界的にも広がっているアレですね!?
1階部分はこんな光景です。
動かしたりするのが楽チンなように、
小さめのタンクが効率よくスペースに配置されています。
人手が少ない家族ワイナリーの知恵と工夫ですね!
外を見るとすこし陽がかげってきたので
向かいの畑までGO!!!
北海道ワイナリー巡業/山崎ワイナリー(1)
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