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北海道ワイナリー巡業/北海道ワイン(3) - なんでもテイスティング人生。

ワイナリー訪問

北海道ワイナリー巡業/北海道ワイン(3)

投稿日:

そしていよいよ、テイスティングコーナーへ!
ショップの一部にコーナーが設けられていました。
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超ベテランのマーケティング&営業担当の渡辺さんに
ワインの解説をしていただきながら、ずらりと・・・20種類くらい?
渡辺さんは、商社など本当にさまざまな経歴の持ち主で、
これからは北海道ワインの普及に力を尽くしたいとのことでした。
笑顔でニコニコしながらも、ビシビシと包み隠さない本音で、
とても気持ちよくお話してくださいました。(^-^)
北海道ワインがつくっているワインは
お土産ワイン系を含めると、実に数百種類!!!
さすがに多すぎるため、これからは
銘柄数の整理縮小を進めていくとのことでした。
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ちょっと暗いんですけど・・・
栽培されているブドウ品種の解説です。
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一番しぼり(=フリーラン果汁)でつくられたミュラートゥルガウ。
1300円という価格ながら、雑味もほとんどなく、すっきりとした辛口。
このレベルの「おたるシリーズ」でさえ自社畑100%というのがスゴイ。
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鶴沼ヴァイスブルグンダー/2004
この鶴沼シリーズが、
北海道ワインを代表するフラッグシップシリーズです。
ヴァイス・ブルグンダーとは、フランスでいうところのピノ・ブラン。
鶴沼の文字が金色のヴィンテージは、良年だったというしるし。
国産ワインコンクールで銀賞を獲ったそうで、
個人的にはやわらかいミュラーよりも、すこし硬いキャラクターのこちらが好きかも!?
丹波ワイン、高畠ワインのピノブランと並ぶ3強だと思います。
(僕が飲んだなかでは、ですが!)
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鶴沼リースリング/2004
そして、北海道ワインさんをして
「高級品種といわれるだけあって栽培が難しい」リースリング。
品種の香りはあるものの、
生産本数は、わずか380本だそうです。
むー。手ごわいんですね?
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鶴沼ミュラートウルガウ/2006
やわらかい口当たりと果実味があって、
ヨーロッパ系品種らしい華やかな香りがほどよく楽しめるので、
まずなにか1本といわれれば、この品種がオススメです!
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鶴沼トラミーナ/2006
生産本数1000本。あのゲヴュルツ・トラミネールです。
金色ラベルなのですが、「あまり売りたくない」と渡辺さん。
「狙っているレベルまで美味しくなっていないのと、
 粒が小さく少ないので、ワインをつくるには効率が悪すぎる。」
美味しいですよ。これ。
でもダメなんでしょうね・・・意識高いなあ。
あと、やはり経営を見通した栽培・醸造がないと長くは続けていけないという、
北海道の農家を背負うワイナリーの使命と責任もあるのでしょう。
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鶴沼バッカス/2006
ハッキリとマスカットが香るのが、このバッカスという品種。
ケルナーよりは品という部分では劣るものの、厚みがあって楽しみやすいかも。
ほんのりと甘みが残る中口なので、誰しもスイスイ飲めちゃう感じ。
バッカスのワインとしては、とてもキレイに、品よくスマート。さすが。
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木樽熟成ピノ・ノワール/2003
ワイナリー限定発売だそうです。
これだけ熟成してからリリースできるところに
北海道ワインの財務的体力を感じますね!
北海道らしいやや強めの酸が熟成を経て
いくぶんおだやかになりつつも、
軽やかなボリュームに、チェリーがチャーミングに香りつつ、
木樽のせいか、いくぶんクラシカルな味わい。
ドイツ系のクローンなのかもしれませんが、ピノのブドウで作った、
ピノ・・・になろうとしているワインという印象でした。
が、ヨーロッパに比べれば、まだまだ北海道ワインの歴史は浅く、
もちろん、北海道の気候のポテンシャルを考えると、
長い目で追いかけてみたいワインです。
これからの進化が楽しみです。(^-^)
この品種が本格的に鶴沼シリーズとしてリリースされたとき、
北海道ワインはスゴイことになっていると思います。
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おたる セイベル13053/2006
フランスでは栽培が禁止されてしまったセイベル。
いくつかの種類があって、末尾の数字によって変わります。白もあります。
甘みと酸のしっかりとした乗ったフルーティーなワイン。
渋みの少ないライトボディ。
藤本毅 レンベルガー/2004
匠シリーズ。口当たりがやわらかく、
ざらざらを感じるタンニンが、とても「生」のワインな感じ。
僕は、北海道での赤ワインは、いろんな要素のバランスの良い、
このレンベルガーが引っ張っていくような気がしています。
なにより酸のこなれかたが他の品種よりもスムーズで
親近感が得られやすいと思うんですよね。
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鶴沼ツヴァイゲルト・レーベ/2006
プラム、黒いベリー、スパイスのある本格風味。
わりとガッツリした強さのあるイメージの品種ですが、
なめらかさがあるミディアムボディで仕立てられているので、飲みやすい!
国産ワインコンクール銅賞受賞。
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貴重なナイアガラの熟成、飲み比べもさせていただきました!
で、北海道ワインの鶴沼シリーズのクオリティの高さもさることながら、
実は美味しいのが・・・甘口系ワイン!!!
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おたる ナイヤガラ/2007
マスカットが強く、ハーブやミントの香りも華やかに立ち上ります。
甘口で、観光客の皆さんに人気のありそうなタイプ。
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おたる 完熟ナイヤガラ/2007
完熟タイプ。いっそう濃厚さがアップします。
甘口・・・って癒されるなあ・・・。(笑)
国産ワインコンクール銀賞受賞。
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個人的には、甘口でぶっちぎりで美味しかったのがコチラ!
おたる 特選ナイヤガラ(限定醸造)/2007
ついマスカット系の香りが華やかになりすぎるワインが多かったり、
そこがまた好き嫌いの分かれそうなのがこの品種だと思うのですが、
マスカットの香りが強すぎず弱すぎず、
絶妙のボリュームにコントロールされていて
美味しい甘口ワインの基準である
酸味と甘味のバランスがGOOD!!!
これで2100円というのが素晴らしい・・・即購入。(笑)
国産ワインコンクール銀賞。
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鶴沼トロリンガー/2005
ロゼはこの1本。
トロリンガーはイタリア原産だそうで、房がおおきく、
大粒で皮が薄いため、ロゼ向きの色合いになるそうです。
最後に、特別に
貴腐葡萄37ケルナー/2004(すでに完売)
をいただきましたが・・・
渾身の1本!!!
ウマすぎです!!!
さすが国産ワインコンクール金賞・・・お値段も破格でしたが・・・。(苦笑)
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北海道の農家、というよりも、農業の一部を背負いながら、
日本一のワインをつくりながら、お土産ワインもつくらなければならない
経営バランスを求められる北海道ワイン。
まだまだ北海道のポテンシャルに向き合いながら、
いまも、これからも、試行錯誤が続きながら、進化していくのでしょう!
目の前の広大な可能性をまだまだもてあましている、という
日本のワイナリーにあって、ある意味で幸せな状況かもしれません。
(もちろん、あれだけの冷寒な大地で、
 想像を超える過酷な努力があることは想像に難くないです・・・)
若手の醸造家たちの、新しいチャレンジも始まっていると聞きました。
すごく・・・楽しみです!(^-^)
※最後にシメで、名物のワイン・ソフトクリームを食べて帰りました。(^-^)
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長時間お時間を割いてお付き合いしてくださった
北海道ワインの渡辺康夫さん、ありがとうございました!m( _ _ )m
おまけ)
新千歳空港内にワインショップがあって、
ざっと北海道のワインが揃っています!
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その隣のほうに、いろいろ飲めちゃうお店もあってオススメです!
(当日は時間が遅くて閉店しちゃってました・・・涙)
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