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北海道ワイナリー巡業/中央葡萄酒グレイス千歳ワイナリー(その1) - なんでもテイスティング人生。

ワイナリー訪問

北海道ワイナリー巡業/中央葡萄酒グレイス千歳ワイナリー(その1)

投稿日:

遅くなっちゃいましたが・・・
昨年10月に北海道のワイナリー巡りをしてきました。
日本のワインと言えば山梨県が、
東京からの物理的距離も情報の距離も近いこともあって
取り上げられやすいですが、
気候的にも広大な土地がまだまだ残っているなど
潜在的可能性について言えば北海道の未来はとても明るいでしょう!
(実際、とても素晴らしかったです。日本じゃないスケール感!)
北海道行くなら、やっぱりエア・ドゥ!
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着いたらさっそくラーメン!(笑)
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まだ寒くはない時期だったので(ひんやり程度)
とても過ごしやすかったです。
まず向かったのは・・・千歳!!!
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山梨の老舗御三家、中央葡萄酒が
北海道で次の展開を見せるグレイス千歳ワイナリーを目指すのでした。
【グレイス千歳ワイナリー公式サイト】
http://www.chitose-winery.jp/index.html
地図では駅から近い・・・歩いても10分以内のはず・・・
が!
迷ってしまってました。地図勘ナシ!(笑)
何回もワイナリーに電話して道を誘導していただきつつ・・・(スンマセン・・・)。
到着!
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お話させていただいたのは
「北海道の小熊★(byグレイスワイン・Fさん)」こと醸造担当の青木さん。
なんと、山梨大学のご出身で、北海道の担当になって4年目だそうです。
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もともとは地元農協から、
ハスカップがたくさん獲れるので、果実酒を作ってほしい
という依頼を受け、
北海道でのワイン栽培の可能性もにらみつつ創設された
というのがスタートのワイナリーで、
ワイナリーの玄関脇にはハスカップの樹が。
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さて、中に。
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ワイナリーの建物は、かつての米倉を流用したもので、
梁や天井からは歴史を感じます。
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壁に使われているのは「札幌軟石」という石で、
冬は暖かく、夏は涼しく、湿度もちょうどよくなる、
という利点があるそうです。
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こちらのワイナリーは現在4人体制だそうで、
設備そのものは決して最新式のものではなく、
山梨の勝沼にある本社ワイナリーから転用しているものも多いそうです。
うおー!昭和33年!
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「ホーロータンクは酒石がつきにくいので楽なんですよー」と
前向きに笑顔の青木さん。(^-^)
とはいえ、北海道のポテンシャルをさらに引き出すべく、
すこしづつタンクも新しいものが導入されているようです。
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こちらのタンクを使ってピノノワールには、
コールド・マセレーションにもトライしているそうです。
これは北海道のどのワイナリーのワインでもそうだったのですが、
酸度はやはり高めになるため、がんがんに酒石酸を出して除酸してしまうそうです。
やはりキーワードは「寒冷気候」でしょうか。
「収穫したぶどうを仕込む前に、機械で冷やすさずとも、
自然の寒さで冷えているので仕込がスムーズにできるのは北海道のメリット」
北海道の気候のよさを見つけて、活かしてワインづくりをされているんですねー。
醗酵も自然の寒さで、いいところで止まってくれるのだそうです。
畑は近くに・・・?
「いえ、自社畑はとくになく、内陸部の岩見沢と、沿岸部の余市に契約農家さんがあるんです」
とくに余市は、前を海に、後ろに山に囲まれた海洋性気候で、
実際、ぶどう以外にも、いろんな果実が実りまくるフルーツ王国として有名。
なかでも余市の契約農家である木村さんとの信頼関係はそうとう太いようで、
すでに92年から苗を渡して、16年間、二人三脚でやってきたそうです。
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木村さんはケルナーを1.5ha、ピノ・ノワールを1ha栽培されていて、
今年(=2008年)は、海外の乾燥地並みに特に雨も少なく好天で、
とても良い年になったそうです。
(ケルナーの糖度が20度、ピノ・ノワールは、なんと22度まで上がったそうです!!!)
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ぶどうの生育でいうと、山梨のぶどうよりも成長が1ヶ月遅く、
じっくりと冷涼な気候で成熟するため、とてもポテンシャルを感じているそうで、
リースリングの栽培へのトライアル計画まであったり、
三澤社長も自ら1ヶ月に数回やってくる力の入れようだそうです。
すごいなあと思ったのは、冬の間は畑の温度がマイナス20度!
こうなると、ぶどうの樹は、むしろ雪に埋もれていたほうが生き延びるのだそうです。

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