山梨の若手醸造家集団「アサンブラージュ」に
新加入したのが、こちら、マルサン葡萄酒です。
いまのところ観光ぶどう園がメインで
これまではいくぶんクラシカルなワインを造っていましたが
(これも従来のお客さんの期待にこたえる大切なことです)
ワイン作りのほうでも醸造の辻さんが腕を振るい始め、
今年、発酵中のワインをテイスティングさせていただくと
かなり現代的なワインに生まれ変わりはじめる予感が
びしびしと感じられて、今後が楽しみなワイナリーです。
こちらのワインは勝沼の美輪窪地区の自社畑の葡萄100%で、
メルロー約6割、プチベルドー約3割のブレンド比率です。
プチヴェルドと栽培してワインにしているところは
日本でもほとんど皆無なので、個性的なワインといえるでしょう。
メルローの柔らかい果実味のなかに、
プチヴェルドのスパイシーで濃いタンニンが感じられます。
ただ、まだ辻さんが本格的に手を加えていない
過渡期のヴィンテージで、醸造上の課題か、
輪郭がぼんやりしているところが惜しいですね。
現状でも味わいの要素は楽しめるので、
なおさら今後の辻さんの活躍と飛躍に期待ですね!
【ひょうひょうとした若旦那ブログ@辻さん】
http://blog.goo.ne.jp/tsujicci/
【若尾果樹園&マルサン葡萄酒】
http://www11.plala.or.jp/wakaony/wain.html