アサヒビールと丸紅は16日、両社が共同出資する中国のワイン製造販売会社を通じて、中国でワインの販売を開始したと発表した。赤白の6種類で、価格は25?170元(350円?2300円)。江蘇州を中心に売り込み、まず年2000キロリットルを販売。上海など大都市圏へ供給エリアを広げることで、2014年には年1万キロリットルの販売を目指すという。
中国向けに売り出すワインは「聖果 産地精選」シリーズ。 ワインの製造販売は「江蘇聖果葡萄酒業」が行う。同社にはアサヒと丸紅が30%ずつ出資するほか、江蘇州最大のビール会社が40%出資している。
ワインは、同ワイン会社が今年8月に竣工(しゅんこう)させたワイナリーから出荷。生産能力は年間1万キロリットルで、将来的には3万キロリットルに増強する。同ワイン会社の売上高は、09年に3億円、14年には38億円へ引き上げる計画だ。
アサヒ調べによると、中国のワイン消費量は経済発展に伴い、10年には05年比50%増の60万キロリットルに伸長すると見込まれる。
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909170076a.nwc
追加情報としては、
丸紅が南米や欧州、豪州から輸入したワイン用ブドウの濃縮果汁などをアサヒビールの醸造技術で加工。富豪酒業公司の販路でレストランやワインショップに売り込む。
のだそうです。
「10年には05年比50%増の60万キロリットルに伸長する」
・・・すごい消費量の伸び率ですね。
参考までに日本の平成19年時点での状況は
■ワイン消費数量・・・23万キロリットル
ちなみに、
■成人1人当たり全酒類消費数量・・・86.4リットル
に対して
■成人1人当たりワイン消費数量・・・2.3リットル
です。すくなっ。
(日本ワイナリー協会よりhttp://www.winery.or.jp/Statistics/table.html)