クリーン系甲州の代表格がグレイス甲州だとすると
旨渋系甲州の代表格がこちら。
華やかではないけれど、控えめななかに、ぬかりない個性を秘め、
確実にいつも満足させてくれる大御所ワインです。
国産ワインコンクールでも金賞を取ることはないですが
会場を後にした人たちからも「あれは別格だから」と聞こえてくるほど、
もう、いまさら賞とか関係なしで、功績と実績で、殿堂入りすべきワインだと思います。
生産量も多く、なのにいつも高品質を保ち、
しかも、本当にいろんなところで売られている。
間違いなく日本ワインを現場から支えている偉大なワインです。
シュールリータイプの甲州はリリースされてから半年~1年たったころが
樽タイプの甲州は1年半~2年たったころが美味しいなと
個人的には思うので開けてみました。
開けたては、果実感が前面に感じられ、
とてもまろやかな飲み口になってました。
2009年ほどは良くなかった2008年ですが、
驚くべきは、抜栓5日目でも、バランスが崩れてなくて、
相変わらずウマイ!!!!こと。
素晴らしい職人の仕事は、シンプルに見えて、
その裏でものすごいことやってるものですが、
まさに、まさに、その感じです。
誰もが美味しいと言う甲州。
誰にも美味しいと言わせるって・・・すごいことですよね。
もちろんオススメです☆☆☆