「たこやきさんのブログは、良い人すぎます!」
といわれることがあります。
どんなワインにも長所と
(書こうと思えば作り出せる)短所があると思います。
でも・・・ケチつけてブツブツいいながら難しい顔してあーだこーだと
後ろ向きな飲み方って、もったいない気がするんですよね。
あと、ひとりで飲んじゃうのも
なんかその1本のワインの美味しさが、
1以上にたくさん伝染してない感じがして
とくに開けてみたら予想以上に美味しいワインだったりすると、
うれしい反面すごいもったいない罪悪感にさいなまれちゃいます。。。
(それもあってワイン会って好きなんです)
どんなに印象の薄いワインでも、
いいところを見つけ出して飲むのが楽しいから
そういう風に"なんでもテイスティング"しちゃうんですけど、
でも、たまには「×」なワインに遭遇することもあります。
たとえば、それが、このワイン。
あのエマニエル・ルジェのご子息のアリゴテ。
ビッグなお父様を持つプレッシャーなんでしょうか。
ワインのいろんな要素が重圧にまけて平たい味わいです・・・。
ただ、キレイで、硬い、シャープなワイン、というだけで・・・。
初ヴィンテージのも飲んだことがありますが・・・進化なし・・・。
うーむ。
なかでも酸の厳しさは相当なもので
ムチで24発くらいピシピシっと打たれるかのようです。(笑)
ヴィンテージは2006?
2009年の後半なのに、この厳しさって・・・
瓶詰めしたときどんだけスっぱかったんだろう・・・。
そしてこのフラット感・・・
分度器でいうならば限りなく水平に近い175度くらいです。
昔ながらに造ったり、自然派ぽく造ったりしている造り手もいて、
アリゴテの良さって、いくつかありそうなんですけど、どうしたいんでしょう?
このワインはお父さんの指導する教習所で生まれた
スクール・ワインとでも呼びたくなるものでした。ムムム。
無理してブルゴーニュのアリゴテを飲まなくても、
日本の甲州にももっと美味しいのがいっぱいあるよねえ・・・うんうん・・・
といつものように自問自答したのでした。(笑)