Warning: Declaration of FeedWordPie_Item::get_id($hash = false) should be compatible with SimplePie_Item::get_id($hash = false, $fn = 'md5') in /home/nomihosu/www/wordpress/wp-content/plugins/feedwordpress/feedwordpie_item.class.php on line 4

Warning: Declaration of FeedWordPress_Parser::parse(&$data, $encoding) should be compatible with SimplePie_Parser::parse(&$data, $encoding, $url = '') in /home/nomihosu/www/wordpress/wp-content/plugins/feedwordpress/feedwordpress_parser.class.php on line 28
北海道ワイナリー巡業/中澤ヴィンヤード - なんでもテイスティング人生。

ワイナリー訪問

北海道ワイナリー巡業/中澤ヴィンヤード

投稿日:

僕が衝撃を受けた日本のワインに、
この一本があります。
中澤ヴィンヤード「栗沢ブラン2007」。
先日、ブルゴーニュのワインメーカー
某氏にも飲んでもらったところ大絶賛で、
自分で手酌してまで飲んでました。(笑)
もはやその評価は、
日本の枠をすっかり飛び越えてしまっています。
ワイン日本代表を選ぶとすれば、
かならずスターティングメンバーにいれるでしょう。(笑)
このワインのぶどうが、いったいどんなところで生まれているのか、
ずっと知りたくて仕方なかったのでした。
そしてついに・・・この日が!!!
【中澤ヴィンヤード公式サイト】
http://www.nvineyard.jp/
岩見沢市栗沢町。
札幌からは車で約1時間。
ご夫婦2人だけの、
素敵なヴィンヤードがあります。
空はあいにくの曇り空。
どんよりどよどよ、です。
画像 097.jpg
こちらが、中澤ヴィンヤードです。
画像 098.jpg
一見、ちいさな民家なたたずまい・・・
ですが、中は、めちゃめちゃオシャレ!!!
古民家を移築したものでだそうですが、
ビフォーアフターとかで紹介されそうなくらいナイスセンスです!!!
玄関脇にかけられたメッセージボードも
なんだか中澤さんの人柄が感じられます。
いつも畑に出てらっしゃるんですね・・・
画像 100a.jpg
「むむ・・・これはあと10分くらいで雨が来そうなので、
 さきにひととおり畑にいきましょう!」
と空を見て予言する中澤さんご主人。
いつも畑から空を見ているからでしょうか・・・。
画像 101.jpg
2002年に畑を開墾して5年目。
ついにできたブドウで造った
2006年がファーストヴィンテージだった栗沢ブラン。
2007の栗沢ブランは、この畑で取れた
すべての白ぶどう品種をブレンドして作られています。
ピノグリ、ケルナー、
ゲヴュルツトラミナー、シルヴァーナ。
それぞれの品種で仕込んで、
ブレンド比率をいろいろ試した結果、
どーんと全部まるごと混ぜたブレンドが
結局、一番美味しく感じたそうです。(笑)
この土地の4つの異なる個性が
まるごと全力で引き立てあって、
あの素晴らしいワインができているんですね。
納得です。
画像 105.jpg
土はふかふかで、雑草たちも元気に生えていました。
なんというか、土壌がしっかり呼吸をしている感じ。
今年からは、完全無農薬を実施しているそうです。
標高はわずかに50mの南向きの斜面。
土地そのものは4.6haあるのだそうですが、
現在のところ畑になっているのは約3haだそうです。
画像 106.jpg
画像 103.jpg
画像 102.jpg
画像 107.jpg
画像 108.jpg
画像 110.jpg
実験的にピノ・ムニエも栽培しているということ。
リースリングは、やはり高級品種だといわれるだけあって手ごわいこと。
やはりピノ・ノワールには挑戦してみたいということ。
ケルナーはとても安定して栽培しやすいということ。
ヴィオニエは粒が小さいので量を確保するのが難しいこと。
いろんなブドウの粒を食べさせていただきながら、
お話をお伺いしていました・・・そこへ猛烈な雨が!雷まで!
中澤さんの予言的中です!
画像 116.jpg
ひー!
見渡す限り、まわりに何も高い建物がないので、
本気で落雷が怖い状況です!!!!
死ぬ!
死にたくない!
と猛烈ダッシュで中澤さんのおうちへ入れていただきました。
玄関でタオルをもって迎えてくださった奥様・・・その優しさは女神です!(謎)
画像 115.jpg
ご主人のまっすぐさと、奥様の明るさ。
見ているだけでしみじみ「いい夫婦ですね・・・」
と思ってしまうほど本当に本当に仲むつまじいご夫婦で、
そりゃーこんなに美味しいワインができるわけです!
画像 113.jpg
栗沢ブランをあらためてテイスティングさせていただきました。
美味しいケーキと温かい紅茶をいただきました。
東京でサラリーマンをされていたということ。
北海道ワインでの修行の話。
自前の畑で始めてみようと思ったときのこと。
奥様にその胸のうちを打ち明けたときのこと。
ブドウに馳せる夢のこと。
2時間があっという間にすぎました。
どんな風に栽培してるんですか?
仕立ては?農薬は?ビオ?
なーんていう質問は無意味ですね。
心底ていねいにブドウを造っている。
そのことが伝わってくるだけで、もう十分です。
ブドウは中澤さんがつくり×栃木県のココファームで醸造されるという
「コラボレーション」ともいうべき形でワインが造られているのですが、
ヴィンヤードでブドウを見送ってから、
超高速で一足先にココファームへ移動。
大切なブドウを積んだトラックの到着を
ワイナリーの入り口で待ち受けているのだそうです。
そんな話を聞きながら、
確信しました。
最大のテロワールは、
ブドウを造っているその人そのものなんだ、ということを。
そしてそれはブドウに限らず、どんな人の仕事にも共通するもの。
そんな刺激を受けたのが、僕にとっては一番の収穫だったかもしれません。
おいそがしいなか、たくさん時間を割いてくださり、
本当にありがとうございました!2008も楽しみにしています!(^-^)
※「ああ、たこやき坊主さんですね?」とおっしゃっていたのは、
 どうしてなんだろう?誰も僕も正体を明かしていなかったのに・・・謎だ?。
栗沢ブラン2007のプロダクトシート@ココファームワイナリー公式サイト
http://www.cocowine.com/shopping/winepdf/W_kurisawa_2007.pdf

-ワイナリー訪問
-

Copyright© なんでもテイスティング人生。 , 2024 All Rights Reserved.