裏ラベルにワインが垂れちゃってますが・・・(苦笑)
山形県西村山郡朝日町にあるのが朝日町ワイナリーです。
まだあまり知名度がなくて、冬の期間には、
ワイナリーの工場長さんが営業にまわっていたという情報も。
まだすべての銘柄を飲む機会には恵まれていませんが、
個人的にはやはり、コンクールでも賞を取った
マスカットベリーAから造ったほんのり甘いブラッシュワインが秀逸だと思います。
で!
この筆文字・・・日本酒のようなたたずまいですね・・・
「秘蔵」
ちょっとエッチな気配も感じ取っちゃうわけですが・・・(笑)
ブラッククイーンとカベルネソーヴィニヨンのブレンド。
裏ラベルには
「このワインは、これまでワイナリー関係者だけしか味わうことが出来なかった、
秘蔵のワインです。新しいワインは新樽に詰められ、ゆっくりと熟成をかさね輝きを増していきます。
そのワインの旨味と香りを生かすために、瀘過をすることなくそのまま瓶詰めしました。」
だそうです。
そしてラベルには限定4000本。
限定なのに4000本とは、これいかに!?
香りは黒系タンニン系の硬派な感じ。
なおかつ温度が上がっても
ボリュームはやや物足りないかもしれないです。
口に含んでみると、
果実感よりもシャープさがやや際立っていて、
カベルネよりもブラッククイーンのほうが多い印象。
酸もまだやや強めに残ってますが、
新樽使用と熟成からか、いくぶん角はやわらいでいます。
(すっぱいとかいうことはぜんぜんなくて、マイルド寄りです)
個人的にはいま、こういう和風品種+欧風品種の
ジャパニーズ・ブレンドに興味がすごくあって
日本ワインに持ち得ない、新しい個性というか
アイデンティティーが生まれるんじゃないかと楽しみにしています。
で、このワイン、香りはなかなか楽しめてナイスですが、
肝心の味わいのほうが、なんかバランスが悪いような気もしました。
もうちょっと寝かせてから、
やわらかくして飲むのがいいかもですね。
いかんせんブラッククイーンの比率と、酸の強度が、
いまの段階だと、ちょっぴりハードなワインなように感じました。
やっぱり北のワインは、酸の微妙なコントロール加減が、
受け入れられるかどうかのポイントですね。
【朝日町ワイン 公式サイト】