環境が消費者の意思決定に及ぼす影響を研究している
チューリッヒの研究者が実験したそうです。
163人の被験者を4つのグループに分けて
アルゼンチンワイン「クロ・デ・ロス・シエテ・メンドーザ2006」
の評価をさせたそうです。ちなみにパーカーポイントは92点。
グループ1)事前に92点のワインであることを知らせた
グループ2)事前に72点のワインであると偽情報を知らせた
グループ3)事後に92点のワインであることを知らせた
グループ4)事後に72点のワインであると偽情報を知らせた
グループ5)事前も事後もなにも情報を知らせなかった
評価ポイントは2点。
A)「超キライ」から「超サイコー」まで10段階で評価してほしい
B)「いくらなら買うか」を評価してほしい
結果は、
事前に「92点」だと知っていたグループはめちゃめちゃ高額をつけ、
事前に「72点」だと知らされていたグループはめちゃめちゃ低い金額だったそうで。
ところが事後に知らされた2つのグループは
「92点なの?へー。」「72点なの?ふーん。」ってな感じで、
後からの情報は、金額への影響はなかったそうです。
まとめ
事前情報アリ → 「(実際より)ウマー!」 → 「(よくわからないけど)高くても買うッス!」
これだけの人数を相手に実験したのが面白いですね(笑)
パーカーポイント、レア度、カリスマ度、
ミシュラン、ランキング、口コミ、リコメンド、コンクール、etc
いろいろ参考にするものがあったとしても、
良いか悪いか、高いか安いか、とか、
"価値"って最終的には自分が決めるものだと思いますし、
それを考えて財布のヒモをほどくべきだよなあ・・・って思いました。
個人的には「餃子の王将」が、
マイ3つ星レストランですけどね!(笑)
Science Daily
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/09/090912124050.htm