マルサン葡萄酒@山梨県に潜入してきました。その2

 

grey マルサン葡萄酒@山梨県に潜入してきました。その2

 

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この日はちょうどタンクの中で発酵中のベリーAの

様子をチェックされていたとのことで、

ちょっと飲ませていただきましたが、

ナチュラルなベリーAで素直に美味しかったです。

 

畑はすこし離れた三輪窪という場所に3.5アールあって、

カベルネ、プチヴェルド、シャルドネが垣根で栽培され、

しかもレインカットの屋根をつけてある充実ぶりです。

 

なぜ垣根?

 

1997年に勝沼を襲い各ワイナリーに打撃を与えた大ヒョウ害で

マルサン葡萄酒も、葡萄畑の棚が壊れてしまい、

山梨県の援助とマンズワインの指導を受けマンズ・レインカットを導入した

という経緯のようです。

 

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ワイナリーの設備のほうは上面が解放されたタンクも多く、

決して最新式の装備・・・というわけではありませんが、

 

まだ数も少ないタンクをやりくりしながら、

そのなかでトライできることをしっかりやっている、という感じです。

 

物理的な老朽化にともない

ワイナリーの改装も検討中とのことで、

装備が整えば辻さんの力がさらに発揮されそうですよ!

 

あ、ワインの話、忘れてましたね(苦笑)

 

こちらのワイナリーで要注目なのが

「MIWAKUBO」というプチヴェルド種を使ったワイン。

(プチヴェルド60%メルロー40%)

 

海外では色付けやアクセントに使われる品種ですが、

勝沼では丸藤葡萄酒さんなどメイン品種に使っているところもあります。

 

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山梨県産のワインがブラインドで供されるイベントで

このワインが面白いなあーと注目していました。

 

プチヴェルドからのタンニンや渋み、色の濃さ、スパイシーさと

それを包み込むメルローの柔らかい甘みとのバランスが良くて、

まさに攻めと守りの表裏一体!(なんのこっちゃ笑)

 

全体としてはがっしりめのミディアムボディながらも、

まろやかな旨味と、複雑な味わいが楽しめて、かなりGOOD!

日本のワインのなかでも良い意味で個性的です。

 

そして辻さんがあたためている計画が

プチヴェルド100%ワイン作戦です。

 

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※左がプチヴェルド100%タンク

 

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こちらもテイスティングさせていただきましたが・・・

酸もタンニンも超攻撃的!(ひー)

 

プチヴェルドさんって・・・

こういう人だったんですね。(いやん)

 

でもこのパワフルなワインが

どうなっていくのか、どうしてあげるのがいいのか、

 

じっくりと向き合っていきたいと語る辻さんの

瞳の奥の炎には、楽しみな期待が感じられました。

 

そもそもプチヴェルド100%のワインってないですから

面白い挑戦ですよね!

 

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最後にいただいたのが、

収穫したばかりのシャルドネ。

 

辻さんがワイン造りに参加されたのが2008年。

それ以前のヴィンテージのワインをもいただいたのですが、

 

正直なところ、まったく別物、です。

いきなり葡萄酒からワインになっているような印象。

 

そして2009年の今年、

辻さんはグレイス甲州で知られる中央葡萄酒で研修されていて、

そこでの経験がかなりワイン造りにフィードバックされてますね!

 

還元的なワイン造り・・・というか、葡萄果実のフレッシュさを

できるだけ封じ込めながら瓶に詰めるノウハウが味わいに感じられます。

 

とくにこの最新のシャルドネは、ぶっちゃけ、

こんなタンク温度管理もできないタンクで造っているのに!?という

徹底して衛生面なども細心の注意でコントロールされてます。

 

実際、いただいたワイン、

ものすごいストレートにシャルドネの味がでてます!

 

この後、うまく管理されて育っていけば、

これはリリースが楽しみです。

 

「あと何ヴィンテージしか造れないとあせってやるよりも、

 受け継がれたワイン造りと、うちのワイナリーらしさを大切にしながら

 あせらずひとつひとつワイン造りを進めていきたい。」と語る辻さん。

 

のんびり・・・とは言いつつも、

いつもワインのことを考えていらっしゃることが、

話のやりとりから感じられます。

 

たしかにまだ経験は浅いのかもしれないですが、それだけに

追いつこう、追い越そう、という辻さんのワインは、毎年、変わっていくハズ。

 

おじゃましている間にも、つぎからつぎへと

お客さんが辻さんのところに来て笑いながら挨拶をしてきていました。

 

ワインは人だと僕は思っています。

手を広げすぎず、まずは辻さんのシャルドネとプチヴェルド・・・飲ませてください!

 


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