しばらくおいたらどうなるかな・・・と思って
リリース後一年寝かせておいたものを、
今年リリースされたものと飲み比べてみました。
フレンチオークにて8ヶ月熟成。
2006はリリースから1年間ですが、
酸がいくぶんやわらいでいるものの、
まだまだワインとしてはバランスしていない感じ。
酸っぱい!とかいう声もありますがそんなことはなくて、
予想よりはマイルドというかボディのあるピノだと感じました。
2007は色調も赤というよりは紫から黒系で
色調と同様に味わいも深く硬く、タンニンや酸がまだ強く感じられます。
にしてもポテンシャルがすごいです。
樽の香りはもともと控えめなんですが、
それを押しのけて、
グラスのなかの香りが時間を経ていろいろ変わっていきます!
タバコの香りまで鮮明に感じられたのは驚き!
全体の印象としては、
樹齢がまだ低いからかピノの品種香全開!
とまではいってないように感じます。
ミネラル感の品の良さが
ピノらしさにプラスしているような。
が!
本当にものすごくしっかりとしたワイン。
ブドウのポテンシャルはめちゃめちゃ詰まってます!
凝縮感、タンニン、酸、のキメはGOODで(←変な日本語でスミマセン笑)
緊張感のあるボディが構成されていて、あと果実感は年々増していくはずです。
比較すると、あきらかに2006よりも2007のほうが充実してます。
今後、どんどんヴィンテージを重ねていくごとに
若いピノノワールから、
力強く華やかななピノノワールへ
"大人の階段"を一歩づつ上って進化していく予感が
びしびし感じられました。
丹波ワインやあづみアップルのピノノワールが
いまからでも楽しめるタイプだとすると、
山崎ワイナリーのピノノワールは、
いますぐは100%を楽しめないけれども
大器晩成型ですね!!!
あと何年か寝かせたらよかったんでしょうけど・・・
もう飲みたかったんですっ(笑)
ファーストリリースが2002だったそうですが、
いまごろ美味しくなってそーだなあ・・・ゴクリ。
お持ちの方がいらっしゃいましたら、
ぜひ感想きかせてくださいーーー
うーん、目が離せないワイナリーです!